ツイッター（収益モデル）の解説

テスラの CEO であるイーロン・マスク氏が同社の株式約 9％を取得して話題になったツイッターの収益モデルについて解説していきたいと思います。

広告

①プロモ広告

プロモ広告 は、「promoted」（日本語では「プロモーション」）というラベルが表示され、タイムライン（他者のツイートなどが並べられる場所）上や検索結果ページなどに 表示される広告

②フォロワー獲得広告

フォロワー獲得広告は、ユーザーに対して認知度を高め、新たなフォロワーを獲得するために活用される広告

広告を見たユーザーがアカウントをフォローしたときに初めて広告費が発生します。

プロフィールと「フォロー」のボタンが表示されます。広告用ツイートを作成して配信すると、そのツイートにプロフィールとフォローボタンが自動で表示される仕組みです。

③Twitterテイクオーバー広告

Twitterテイクオーバー広告は、タイムラインや [話題を検索] タブの上部に独占的に掲載できる広告Twitterテイクオーバー広告には大きく分けて２種類あります。

●タイムラインテイクオーバー

ブランド広告を1日の最初の広告として、会話の一番上に表示します。タイムラインテイクオーバーを活用すると、世界でいま起きていることを知るためにTwitterにアクセスする利用者がその日最初に見る広告が、御社のブランド広告になります。

タイムラインテイクオーバーは、幅広い認知度が見込める1日単位の独占型広告パッケージで、Twitter上で最も価値が高いインプレッションを獲得できる。

24時間にわたり魅力的な自動再生動画をタイムラインの一番上に表示することで、受容度の高いTwitterのオーディエンスに幅広くリーチできる。

タイムラインテイクオーバーは、新しい商品やサービスの発表日など、特定の日にブランド露出を最大限に高めたい広告主に最適なツールです。

●トレンドテイクオーバー

トレンドと連動して広告を表示します。トレンドテイクオーバーは、トレンドと連動し、会話の始まる場所である [話題を検索] タブにメッセージを表示します。

Twitterのトレンドは、[話題を検索] タブ一か所に集まります。単に話題の一部になるだけでなく、トレンドテイクオーバーを活用し、話題の中心になれるような広告です。

これらの商品は、Twitterのトレンドリストや、モバイルの [話題を検索] タブの最上部に、広告を24時間にわたり独占的に掲載できる。

Twitterの利用者が「いま」起きていることを見つける場であるトレンドは、出稿場所として大きなインパクトがあります。特定のトピック、商品やサービスの発表、またはイベントに関する認知度を高め、会話を促進するツールです。

 ツイッターにとって、売上高に占める広告収入の割合が 9 割近くを占めている企業なのです。

データライセンス

第三者に対してツイッター上に ある公開されたツイートなどのデータにアクセス・検索・分析できるようなサービスをしてライセンス料を収益としています。

広告収入を除くデータライセンス・その他収入は、全体の10％を超える程であり、成長率は足元で前年同期比10％前後です。やはり、収益のカギは広告収入がキーになっていると感じますね。

ツイッター収益モデルの感想

Twitterは広告収益が主軸となっているため、それ以外の収益源の底上げをしていく必要があると思いました。

実際、Twitterはサブスクリプション（定期課金）サービスの Twitter Blue （米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでの展開）を展開してます。これは、一定金額（米国では 2.99 ドル）を支払うことで、プレミアム機能やカスタマイズ機能が利用できるサービスです。

その他には、2021年11月には共同創業者でもあったジャック・ドーシー氏がCEOを退任し、それまで CTO（最高技術責任者）を務めていたパラグ・アグラワル氏がCEOに就任したり、テスラCEOであるイーロン・マスク氏が買収提案を行ったりと日々変化をしています。

企業努力の中でいろいろな施策を練っているので私自身もすごく勉強になっています。

皆さんも是非参考にして頂けたらと思います。

ではまた。